SUMMER CAMP
著者/Mark Steinmetz
アメリカ人フォトグラファー、マーク・シュタインメッツの作品集。
モノクロのポートレートで高い評価をうける彼の本作は、サマーキャンプでひと夏を過ごす子どもたちを写した一冊。
いっときの間、親元を離れ、自然の中で共同生活を過ごす少年少女たちは、子どもの幼さと一方で大人っぽい成熟した、まさにアンビバレントで豊かな表情を見せてくれます。10歳前後の若者たちが、友人たちとの遊びに熱中したり、遠方の家を思ってか、寂しげな佇まいでひとりベットに寝転がったり、大人のふりをして小さい子たちを世話してみたり。
そんな子どもたちの風景を映し取った写真は、その時期を経てしまうと無くなってしまうような、一瞬の儚さと眩しさをもって私たちに多くのことを訴えかけてくれるようです。
まさにひと夏の“子どもたちの旅”の大切な思い出を閉じ込めたとても素敵な一冊です。
■ブックディレクター 幅允孝(はば よしたか)
有限会社BACH(バッハ)代表。
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。
安藤忠雄氏が設計・建築し、市に寄贈したこどものための図書文化施設「こども本の森 中之島」では、クリエイティブ・ディレクションを担当。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。神奈川県教育委員会顧問。
著者/Mark Steinmetz
アメリカ人フォトグラファー、マーク・シュタインメッツの作品集。
モノクロのポートレートで高い評価をうける彼の本作は、サマーキャンプでひと夏を過ごす子どもたちを写した一冊。
いっときの間、親元を離れ、自然の中で共同生活を過ごす少年少女たちは、子どもの幼さと一方で大人っぽい成熟した、まさにアンビバレントで豊かな表情を見せてくれます。10歳前後の若者たちが、友人たちとの遊びに熱中したり、遠方の家を思ってか、寂しげな佇まいでひとりベットに寝転がったり、大人のふりをして小さい子たちを世話してみたり。
そんな子どもたちの風景を映し取った写真は、その時期を経てしまうと無くなってしまうような、一瞬の儚さと眩しさをもって私たちに多くのことを訴えかけてくれるようです。
まさにひと夏の“子どもたちの旅”の大切な思い出を閉じ込めたとても素敵な一冊です。
■ブックディレクター 幅允孝(はば よしたか)
有限会社BACH(バッハ)代表。
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。
安藤忠雄氏が設計・建築し、市に寄贈したこどものための図書文化施設「こども本の森 中之島」では、クリエイティブ・ディレクションを担当。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。神奈川県教育委員会顧問。